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かくして先輩は失踪を遂げる 


2008.03.21
Fri
08:07

ネムルバカ


なんだろう、この余韻。

おはようございます、のなすらです。
記事タイトルは、石黒正数さんの『ネムルバカ』の冒頭、それも唐突に
表示される一文です。
前に短編集を買って、「おっ?」と思ったので買ってみたんですが――
個人的にヒットです。

えーと、大学の女子寮で同室の先輩後輩の物語。
バンド活動していて、絵に描いたのが先輩の鯨井ルカ。
もう一人の後輩は、描こうと思ったシーンに不要だったので却下w

淡々と、ぬるーい感じに話が進むんだけど、ところどころに
リアリストな面が出てきたりして、はっとする。
けど、それを自覚していながらなかなか変わることのない日常に
なんだかなぁ……と。
後半、いきなりともいえる転機が訪れるんですが、
後輩の言葉が印象的。
「こんなことがしたかったのかよ……!」と。

物語のネタ自体はよくあるっちゃある話なんですが、
石黒さんの描く物語って、余韻が凄く残るんですよ。
極端な言い方をすれば、『物語が終わっていない』感じ。
大きなカタルシスがない代わりに、もやもやとした余韻が残る。
アクションに対するレスポンスが明確でない分、読者の想像のレンジが広く残されている。

短編集は押井守監督が推薦してるんですが、ナイスな人選だと思いました。
監督がイノセンスのインタビューを受けたとき、『物語のテーマは、最初に提示している』
みたいなことを言ってたんですよ。
それと照らし合わせると、『ネムルバカ』は冒頭の一文が示す物語であり、
なぜ失踪にいたったか、という話になるわけで。
(最後の最後で、後輩はさらに後輩と住むことになります。彼女が『先輩』になることで、
物語は終わる)

ぐるぐるぐるぐる……考えれば考えるほどよく分からなくなるんだけれど、
ミステリーじゃないので解答はないし、そういう話でもない。
ただただ、茫漠とした余韻を楽しむ、というのが正しい読み方なのかな。

おまけ。
石黒さんは、アフタヌーンの四季賞出身。
なるほどなー、という経歴です。
(四季賞取る人は、ひねくれた人が多いw)

category: 落書き

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